皆が気になるウロス島の歴史と魅力に迫ってみた!

チチカカ湖にぽっかりと浮かんでいる
葦で作られた特別な島「ウロス島」
そこは島だけでなく、家も船も全てが
トトラ葦と呼ばれる植物でできたものです。
そんなプーノの観光地として名高い
ウロス島の歴史と魅力に迫ります。

人口の島ウロス島(Isla de los Uros)はなぜできたのか?

ウロス島の起源は悲しい歴史の上にあります。
スペインからの侵略によりインカ帝国が滅び
チチカカ湖の湖畔に住んでいた先住民のウル族
はその場所を追放されてしまいました。
ウル族が新しい自分達の定住の地として
作り出したのがチチカカ湖そのものでした。
それももともとある島に住むのではなく、
なんとチチカカ湖のなかに、トトラ葦という植物!を
使い自らで創造した島で暮らすことにしたのです。

ウロス島はチチカカ湖に45以上の数があり、
2000人ほどの人々が現在もそこで生活しています。

どうやって葦(ヨシまたはアシ)で島を作ったの?

ペルー ウロス島

沼や池に生えているカヤツリグサ科の
植物でチチカカ湖にも存在するトトラ葦。
その葦(ヨシ)を刈り、束にしたものをブロック状にして
何層にも重ねて行くことで島の土台を作っています。
島はいうなれば葦でできた大きな船です。

有名なおとぎ話の三匹の子豚では
藁でできた家が出てきますが、この子豚たちも
まさか葦で作った島があるなんて思いもしないでしょう。
島に住む人々は、勿論家も船も全てこの葦で作るのです。

葦(ヨシ)の島はどんな感じ?

 

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普段私達は、土やコンクリートでできた道を歩いているので
足で踏んだ感触はいつも硬いはずです。
しかし、この島はなんといっても湖に浮かぶ葦(ヨシ)の島。
島に一歩足を踏み入れあるいてみれば、そのやわらかで
少し足が沈むような不思議な感触にまず驚くことでしょう。
そしてそこから見える景色は、湖と空と山とそして葦で
できた家や船。まさに非現実的な光景が広がっています。
しかし、島に住む人々にとってそれは紛れもなく現実の
ありふれた日常なのです。

島の人々と生活

ウロス島の人々

現在ウロス島には純血のウル族はいません。
様々な民族との混血の末純粋なウル族は
いなくなったそうです。しかし、生活自体は
ずっと昔から続いている伝統的な形です。

乾燥した葦の色が広がるなかで
ひときわ目を引くのは、島の女性達が
身にまとう赤や青や黄色など色彩豊かな
民族衣装です。ウロス島は織物業も盛んで
あり、そこで作られるカラフルで明るい
デザインの織物はお土産にもピッタリです。
青空と湖の中で生活してる人々だからこそ
創り出せるアートだといえるでしょう。

彼らの食料の中心はチチカカ湖に生息する魚であり
島の人々は主に漁業により生活を営んでいます。
また、近年は世界各地から多くの人が島の見学に
来るため観光も大きな収入源となっています。
ちなみに、葦での島の作り方をレクチャー
してくれるというツアーもあるそうです。

おまけ:島のビックリポイント

実はこの沢山のウロス島は、
細胞や微生物さながらにくっついたり
切り離されたりしているのです!
陸地では考えられないことですが、
水の上に浮かぶ葦の島だからこそできる
驚きの機能です。
葦は植物なので切るのもたやすいですし、
くっつけるのも簡単という事です。
なのでそこで暮らす人々の人数や都合に
より島の数は増えたり減ったりを繰り返して
います。これは何とも興味深い現象です。

あとがき

 

ウロス島の魅力が少しでも伝われば嬉しく思います。
ペルーにはそれぞれの地域で独特の伝統織物が
あり、チューヨやランチョマット、ポンチョ、
クッションカバーなどなど様々なお土産品として
店に並んでいますが、ウロス島の底抜けに明るく
鮮やかな色彩は目を引くものがあると思います。
チチカカ湖に来たなら、とにかくウロス島には
行かないと!と考えている方も多いと思いますので
この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。


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