ナスカの地上絵はどうして描かれたの?その理由と謎

ナスカの果てしなく広い大地に描かれた
巨大な絵。いわゆる「ナスカの地上絵」は、
現代でもその存在理由は解明されていません。
しかし、ああであろうこうであろうという
学説は色々とあります。ナスカの地上絵を
実際上空から観察する多くの観光客も
きっと、「なぜだろう?どうしてだろう?」
と理由を想像しながら眺めていることでしょう。

今回は代表的な学説を下記でまとめてみました。
ペルーが好きな方も不思議な事が大好きな方も
ご参考にお読みください。

地上絵で雨乞い?

ナスカの地上絵 くも

ナスカの地上絵には蜘蛛(クモ)が描かれています。
クモは雨を象徴する生物として考えられていたこと
から地上絵によって雨乞いの儀式が行われていたの
ではという説があります。また、大地に長く伸びる線
の絵に沿って雨乞いのダンスも行われていたのではと
いう人もいます。
確かに、南米ペルーのナスカは乾燥地帯で雨量も極端に少なく
そこに暮らす民にとって雨は何よりも貴重な
資源であったはずです。
しかし、ナスカの地上絵はその数700以上にものぼり
特に雨乞いとは関係ないように思える動物や模様も
多く存在します。その辺りがこの説の弱点ですね。

地上絵で天候や気候の移り変わりを知る?

私達は一年の中で、いつが夏至や冬至なのか
季節の移り変わりはテレビやカレンダーを
見ればすぐわかります。しかし当然古代の人は
そういうわけにはいきません。そこで、ナスカの
人々は地上絵に描かれた線で雨季や乾季を調べて
いたのではという説が出てきました。実際に、
ナスカの地上絵のなかで夏至や冬至など太陽の
位置を示すものが多くあるそうです。
つまり、ナスカの地上絵そのものがカレンダー
であり天気予報になっていたというわけです。

これはなかなか説得力のある学説であると思いますが
それにしてもこんな大量の大きい絵にする
必要があったのかと考えると若干疑問が残りませんか?

地上絵は水のありかを知るための目印?

ナスカでは雨が殆ど降らないため、足りない部分を
地下水で補い生活していました。というか殆ど地下水に
頼らざるをえなかったはずです。ナスカの人々は
生きて行くため高度な技術を用い水脈の位置を性格に
把握していたと考えられています。なので巨大な地上絵は
その水源と水脈の位置をしっかりと把握するために
作成されたという説があります。
つまりは水という宝のありかを記す地図であり目印ですね。

地上へは宇宙人のために作られた?

ナスカの地上絵

人は自分達の理解を超える出来事を目の当たりに
したとき、よく幽霊や妖怪のせいにします。
妖怪ウォッチの話はその最たるものではないでしょうか(笑)
そして、このナスカの地上絵という摩訶不思議な巨大絵を
目の前にし「これは宇宙人のために描いたのだ」と唱えた
人がいるのです。
ナスカの地上絵には大きな三角形や四角形の幾何学的な形
が多く存在しますが、それは宇宙人のUFOの滑走路や
着陸した痕跡ではないかと考えられています。
実際宇宙飛行士のような絵も地上絵の中にあります。
なかなか夢がありお気に入りの説ではありますが、
世界中の人を納得させるだけの根拠は乏しいように
感じるのが正直なところです。

地上絵は楽しむためのもの!líneas de nazca

今まで色んな説をご紹介しましたが、
それらはどれも実益に繋がる内容です。
雨乞いにしろ、水脈にしろ、暦や宇宙人との交流
にしろそれらは彼らが生きていくなかで実際に
必要なものから考えられているように感じます。

しかし、絵とは本来鑑賞し楽しむためのものでは
ないでしょうか?そう考える学説もあるのです。

空から見ないと見切れない程の大きな絵を上から
眺めたらどんなに素敵でワクワクするだろう!
そう思うう気持ちは私達と同じかもしれません。
古代の人々は気球に乗り巨大絵を見て楽しんで
いたというのです。

なるほど、それだとあんなに沢山様々な絵が
制作されたことも納得がいきます。
要は沢山楽しみたいから沢山描いたのです。
・・・しかし、その労力や費やす時間は
計り知れません。他にも生活に困難な
事が沢山あるなかで娯楽のためにそこまで
心血をそそげるものでしょうか?
その点が惜しい部分です。

まとめ

いかがでしょうか?あなたがこれだ!と納得
する学説はありましたか?
きっと多くの人はどれも疑問が残るなと
感じるのが実際のところだと思います。
ですので、未だにその理由ははっきりと
わかっていないのです。

個人的な想像で意見を言うと、
「地上絵を描いた目的は1つではないのでは?」
ということがまず思い浮かびます。
700以上の巨大な絵、その全てが例えば
「雨乞い」など1つの目的にしぼること自体
少し無理があるように感じるのです。

あるものは雨乞いに、あるものは太陽の位置を知るため
などそれぞれの目的に合わせて沢山つくられた可能性
だってあります。

例えば私達はインターネットを使い
天気を調べ、相手と交流し、知識を深めます。
ネットを使うといってもその目的は様々です。
ナスカの地上絵も同じように臨機応変に使われた
とは考えられないでしょうか?

なんて想像すると楽しいですね。
謎は謎であるほうが、あれこれ考える余地が
あり良いようにも思えます。

Photo: Lisa Weichel dachalan funk


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